超大切!コワーキングスペースの間取り

設計・施工

 これからコワーキングスペースの経営を考えている方のために、落ちていけいない、経営の落とし穴、コワーキングスペースの間取りについてまとめています。

これを間違って施工してしまうと、後で取り返しが付かず、赤字に陥ってしまう可能性が高くなります。

この記事では、売上を最大化する間取りについて解説しています。

なお、本記事の一部数字などは、サラクHPで無料配布中のホワイトペーパーにのみ記載しています。

目次

タイプの設計・施工

コワーキングスペースは、どのようなプランを採用するかによって売上が大きく変化します。そのため売上を最大化するプランと、それを可能にする間取りを予め設計・施工することが、経営成功の鍵になります。

コワーキングスペースは大きく3つのパターンに分けられます。

  • Aセットアップ型・・・大きな空間を小さく分割し、家具付きの個室オフィスとして月極の賃貸契約を行い提供するタイプ
  • Bコワーク型・・・共用部が充実したワークスペース
  • Cハイブリッド型・・・AとBを合わせたワークスペース

先に結論を書けば、Cハイブリッド型がもっとも有利な施設です。以下、それぞれについて詳述します。

Aセットアップ型

セットアップ型とは、大きな賃貸物件を小さく分割し、さらに家具やネット環境などをセットアップした上で、月極の賃貸契約を行い貸し出すサービスです。

Aセットアップ型の図面

〈メリット〉

・無人で運用できるので、ランニングコストを大きく下げられる。

・家具付きレンタルオフィスとして、高付加価値で売れる。

〈デメリット〉 

・設備以外の付加価値がなく、同種の他物件と比較されやすく集客が難しいことが多い。

・全室が空調設備付きの完全個室で造作するので施工費が高くなる傾向にある。

・全室が固定化しているので、顧客のニーズやトレンドに合わせたサービス更新や改装が難しい。

〈こんな物件にオススメ〉

集客が難しいモデルですが、通常賃貸よりも高い単価で貸し出すことができます。人気のエリアの物件を、さらに高単価で貸し出したい時にオススメです。逆に人気のない物件をセットアップ型にすると、集客がもともと難しいタイプなので、経営が厳しくなる可能性が高いです。

〈 モデルケース-売上〉

※ホワイトペーパーのみにて公開

〈プラン例〉

一般的な賃貸物件とほとんど同じ月極です。

賃料は、周辺の家賃相場との比較で決まります。

Bコワーク型

コワーク型とは、共用部が充実しているワークスペースのことで、50坪以下の小さな物件でも運用できる可能性があります。

Bコワーク型の図面

〈メリット〉

・50坪以下の小さな物件でも運用できる。

・施工費を安くできる。

〈デメリット〉

・客の回転数が重要になることから、人気の高い立地が求められる。

・時間課金が増えるので、客単価も売上規模も小さくなりがち。

・集客し続けるのが大変。

〈こんな物件にオススメ〉

50坪未満の狭い物件では、コワーク型がうまくハマることがあります。アクセスの良い立地で、高い集客を実現するマーケティング力・ブランド力があればオススメです。

〈 モデルケース-売上〉

※ホワイトペーパーのみにて公開

〈プラン例〉

ドロップイン ※

フリーシート月額会員 ※

専有個室会員 ※

※ホワイトペーパーのみにて公開

Cハイブリッド型

※Cハイブリッド型についてホワイトペーパーのみにて公開

Cハイブリッド型が、収益力でも、安定性でも優れていることを示しています。

可能な限り導入したいバーチャルオフィス

バーチャルオフィスは、登記や郵便物の受け取りのために、住所を提供するサービスです。Bコワーク型、Cハイブリッド型で提供可能ですが、主にハイブリッド型のプランと相性が良いです。

Cハイブリッド型では、ドロップイン、フリーシート月額会員、専有個室会員と、さまざまなニーズに対応する中で、住所だけ利用したいというお客様も出てきます。そのようなお客様の要望に、事務負担だけでサービスを提供できるのがバーチャルオフィスです。売上をアップさせるために、可能な限り導入したいものです。

〈メリット〉

・売上が増やせる

・事務負担だけで始められる

〈デメリット〉

・郵便物管理が手間

・事務作業が発生するので、雇用を増やす必要があることも。

・審査を怠ると、犯罪に利用される可能性があり、住所が汚れる可能性がある。

※しかし、コワーキングスペース管理システム等を活用することで、事務作業をほとんど自動化できれば、バーチャルオフィスを始めるための追加コストは発生しない。

〈こんな物件におすすめ〉

Bコワーク型、Cハイブリッド型におすすめです。

まとめ

この記事では、間取りと売上の関係について解説してきました。公開できる情報が少なく申し訳ないです。しかし、プランと間取りで売上に大きな影響があること、間違えると経営が難しくなるということだけはお伝えできたのではないかと思います。

詳しくは、ホワイトペーパーにて解説していますので、ぜひ御覧ください。